03.20 練 習 風 景 ~
大震災以後いろいろな条件の厳しさから練習会場の確保が思うようにいかなかったりして、 展望を持った継続的な練習がなかなか困難になってきています。
特に新学期が始まると、5時以降の体育施設の貸出し不可という状態なので放課後の練習が困難になるという状態ががしばらく続きそうです。
しかし大好きな バレーボールができずにいる被災地の小学生の人たちから比べれば、なんと恵まれているのかと考え、被災地の皆さんの思いも胸にしっかり前に進んでいかなければなりません!
みんな力を合わせて困難を乗り越え一歩一歩確実にがんばっていきましょう!
『 前 へ 』 作 : 大 木 実
少年の日読んだ『家なき子』の物語の結びは、
こういう言葉で終わっている。
「---前へ。」
僕はこの言葉が好きだ。
物語は終わっても、僕らの人生は終わらない。
僕らの人生の不幸は終わりがない。
希望を失わず、つねに前へ進んでいく、物語のなかの少年ルミよ。
僕はあの健気(けなげ)なルミが好きだ。
辛(つら)いこと、厭(いや)なこと、哀(かな)しいことに、出会うたび、
僕は弱い自分を励(はげ)ます。
「---前へ。」
大 木 実 (1913―96)
詩人。東京生まれ。8歳で生母と死別、10歳のとき関東大震災のため継母と弟妹を失った。
電機学校中退。堀辰雄(たつお)らの詩誌『四季』に寄稿、1942年(昭和17)同人となった。
質朴な一生活者としての人生の哀歓を歌い、人生的旅情を漂わせている。
詩集に『場末の子』(1939)、『屋根』(1941)、『故郷』(1943)、『天の川』(1957)、『冬の仕度』(1971)な どがある。第四次『四季』(1967~75)同人。
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